2014-08-06

平和について

今日は広島に原爆が投下された日ですね。以前からシニアヨーガにきて下さっている80代の方がいます。いつもは開始前に体のことを話されることが多いのですが、今日は平和祈念式典を見て、黙祷をしたと話してくださいました。普段は戦争のことはほとんど思い出さないのに、いつもこの日になると、思い出す景色があるそうです。それは、当時住んでいた家の防空壕の出口に不発弾が落ちていたの見たことだそうです。そして、もしあの爆弾が破裂していたら自分はいまここにはいなかったと思ったそうです。
もう一つの景色は、青空の中に戦闘機が高い位置から降下してくるのを見て、あの辺りが空襲を受けているんだなと思ったものだそうです。

その方に私の祖父は、徴兵で戦争に行って帰還したことを話したら、「.おじいさんが戦士していたら、ご自分もここにいなかったですよね」と言われて、その時に、「歴史の中の戦争」の延長に、「今ここ」に自分が生きていると気づきました。

今日の東京は快晴で、この雲ひとつない青空を見ていると、私の心には平和という言葉が浮かんできますが、69年前の空には戦闘機が飛んでいた情景を想像すると、当たり前の「平和」が、当たり前ではない、貴重な「平和」に思えました。