2016-08-31

つながり

去年も来てくれた男子高校生が夏ボラでデイに来てくれました。彼らは、90、80代の若かりし頃(戦争体験も含めて)の話しを聞けることは貴重だし、楽しかったからまた来ようと思ったそうです。その時に生まれた「つながり」の体験を彼ら持ち続けていたことも素晴らしいのですが、それだけの魅力がお年寄り1人ひとりの人生にあるのだと実感しました。この経験から利用者さんを知っている介護職は、若い人たちと利用者さんをつなぐ橋渡しの役割があると気づきが得られました。例えば、大陸から引き上げてきたときの話しをよく聞かせてくれるAさんなら話しを振っても大丈夫だとか、人と人をつなげるには、経験とセンスが必要だと思います。そのためには、自分自身が普段から利用者さんと信頼関係を築いていること大切だと改めて確認することができました。

2016-08-03

介護福祉士が教えるヨガ

今日は、「介護福祉士が教えるヨガ」ということで笹塚の介護者教室で高齢者向けのヨーガを行ってきました。今回は、渋谷区ニュースに高齢者マークをつけて掲載したら今までの一番申し込みが多かったとのことで、皆さんの関心の高さを伺えます。

集まった方の顔ぶれは、地域の元気なシニア、デイサービスご利用者さん、ご家族と、年齢も体力多彩です。少し緊張している顔、お疲れそうな顔、介護をされている合間にきた方、この暑い時間に足を運んできてくれた方、ありがとうございます。

呼吸と体に注意を向けて体操をしているだけで、心と体が「いまここ」にひとつに戻って、その方が健やかな感覚を受け取ると、顔の表情がほんわかとしてきて、その人本来の美しさが内側から現れてきます。場の雰囲気もやわらかくなりました。

しかし今日一番に私が感動したのは、「私90才で初めてヨガをしましたのが、私でもできてすっきりしました。」という一言です。その方は、少し膝が曲がって杖をついて歩かれていましたが、その言葉と笑顔に、「心の健康」とは、まさにこのような方のことをいうのだと深く実感しました。

この中に90才の方が…この時はまだ気づいていませんでした。