2016-07-15

未来をつくる介護カフェ

昨夜は念願の「未来をつくるkaigoカフェ」に行ってきました。
「自立支援とインセンティブ」というテーマでした。先進的なケアで自立支援支援に取り組んでいる方々のお話しを聞いていると、インセンティブ(その人が行動を起こしたくなる動機付け)を明確にしていると分かりました。
とはいえ、特別なことではなく、誰にもあるやる気を起すスイッチと思うと分かりやすいかもしれません。
私のヨーガのクライアントさんでお母様の介護をしていらっしゃる方は、「母の笑顔」と言っていました。
私も介護の現場で「ありがとう」、「話しを聞いてもらってスッキリした」と言われたり、ヨーガのクラスで「和井田さんに会うと、何だかホッと安心します。」とか、「ヨーガをすることで、心地よいという感覚が分かった」「いつも頑張らなくちゃと思って生きてきたけど頑張りすぎてた」、一人ひとりの思いの表現が、私のインセンティブになっていると改めて思いました。



2015-09-16

蓮根ヨーガサークル9月、10月のスケジュール

季節はすっかり秋に移り変わりました。
毎年のように自然災害が続いています。
北関東、宮城県の洪水災害で被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。

遅くなりましたが蓮根ヨーガサークルの9月と10月の予定をお知らせします。

日程 9月28日 蓮根地域センター2F 第1洋室 ☆ヨガマット持参下さい
時間 10:15~11:30

☆10月からの会場が変更になります。

蓮根地域センターが空調工事のため10月~12月まで使用できなくなるため、
蓮根ロータスホールにて行います。

日程 10月5日(月)、10月26日(月)
時間 10:15~11:30
会場 蓮根ロータスホール・レクリエーションホール第2 ☆ヨガマット持参下さい

板橋区坂下3丁目10番G-214号

参加費 1,000円

持ち物 バスタオルまたはヨガマット、飲み物、タオル、冷える方は靴下

連絡先 090-6549-4475/waidanobuko@gmail.com


     

2015-08-17

平和の灯りを灯すバトン

今月3人の男子中学生がデイサービスに夏の体験ボランティアにきました。
挨拶をすると「僕たち去年もきました」と言うのです。その理由を聞くと、去年は学校の課外活動の目的で来たのだけれど、お年寄りの方の話を聞くのがとても楽しかったとからだそうです。

彼らがいた4日間は8月6日の原爆投下の式典があり、戦後70年、安保法案などのニュースが連日ありで、彼らは80代、90代の利用者さんからリアルな戦争体験を聞く機会が度々あったようです。

これは私も思うのですが、戦時中にまだ幼かった70代の方と、20代や10代後半だった80代〜90代の方の体験はやはり違うのです。目の前にいる70年以上前に彼らの年齢に近かった人たちが語たる話に、彼らが謙虚に、同時に興味深く耳を傾けている様子が伺えて、どんな思いで話を聞いているのか聞いてみたいと思いました。

彼らと話してみると、将来の目標があったり、まだ漠然としながらも思うものがあったり、自分がこれから社会の中でどう生きていくのかを考えていて感心しました。私が中学生の時は外側のことへの関心が全てだったので!
私も介護の仕事を始めたきっかけを聞かれましたので、失敗談も含めて、お話ししました。

最終日に1人づつボランティアをした感想を聞かせてもらうと、3人とも「とても楽しかった」「去年よりも何倍も楽しかった、また来年もきたいです!」「戦争の時の話を聞くことができてよかったです。自分の周りの大人たちから聞くことができないのでよかったです。ありがとうございました。」と言って一瞬言葉が詰まる姿に、利用者さんも私もウルウルと。
若い人の熱い思いがお年寄りのハートを熱くします。
彼らとお年寄りの距離が近くなるのを感じました。

しかし、最後に最も感動的な場面がありました。3人目の学生さんが「僕は、あまり盛り上げるのが上手くなくて、今度はもっと上手く話をして出来るようにしたいです…」と言い終わるか終わらないところで、利用者のNさんが、彼に対して「そのままでいいのよ!」「そのままでいいの」と言ったのです。彼の心の中の気持ちを察したのでしょうか。彼はその言葉にはっと驚き、そして少しの沈黙の後に、その言葉を受け取るように「ありがとうございます。」と言いました。
隣にいた私にもNさんからの言葉が彼に響いているのが感じられて、熱いものが胸に込み上げてきました。

学生さんによってもたらされた心の灯りが、お年寄りの心に灯りを灯し、そのバトンが再び学生さんの心を暖かくする、心の平和を育てるというのは、このような体験の積み重ねなのだと思った出来事でした。


2015-08-12

高齢者こそヨーガ


今年の5月に朝日新聞の月曜日版Reライフのコーナーでヨーガの特集がありました。
鹿児島赤十字血液センターの吉田先生のコメントと一緒に、私が講師をしている板橋区の介護予防教室の取材や、インタビューを受けた感謝の感想なども記事になっています。
高齢による自律神経系の働きの乱れによる身体的、精神的な症状の緩和にヨーガがよい影響を与えることが報告されていますが、ヨーガの体操を通じて集中力、自己観察力を繰り返し身につける練習が、体や心に生じるストレス(緊張)に気づいて、対処するセルフケアになることが紹介されています。

2015-07-27

蓮根ヨーガサークル8月のスケジュール

蓮根ヨーガサークルの8月のスケジュールをアップしました。
一年ごとに暑さが増しているような気がしますが、
お身体をご自愛下さい。
今まで以上に体への負担が大きいような気がしますが年齢の影響もあるのでしょうか?
暑い時期や寒い時期はど「セルフケア」の積み重ねが体や心の疲労を軽くしてくれると実感しますね。

蓮根ヨーガサークル
日程 8月10日 第1和室
    8月24日 第1洋室 ヨガマット
    8月31日 第1洋室 ヨガマット
時間 10:15~11:30
場所 蓮根地域センター2F 板橋区坂下2丁目18−1
参加費 1,000円
持ち物 バスタオルまたはヨガマット、飲み物、タオル
     洋室は床が固いのでヨガマットをご持参下さい。

2015-07-10

四万六千日の心願成就


文京区に引っ越しきてから毎年楽しみにしているのが、千駄木の光源寺の千成ほおずき市です。この辺りは、谷根千と言われるエリアでお寺が多く、まだ少し懐しい風情が残っています。

初めて光源寺のほおずき市に来た時に、子供の頃によく行った縁日の様な景色に懐かしさを感じました。私の通った幼稚園もお寺だったので、花祭りや御霊祭りと観音様を身近に感じる機会も多かった気がします。

「今日は四万六千日ですから、先ずは、お参りをしたら、お願いごとを書いて下さいね」と短冊を頂くと、そこには心願成就という言葉が書いてありました。
「心で願うことが成就する。」その通りだ…と紛れもなく思いました。

ヨーガや瞑想を始めた頃は、穏やかな心からの願いと欲望がごちゃ混ぜになっていました。
願望は大体が「こうであってほしい!こうなるべきだ!」というような思いです。
そのため欲望が叶わない結果に対して落胆したり、不平不満が出ます。
私自身も何度となくこの期待と落胆のサークルにはまってきました。

マインドフルネスといわれる客観視の瞑想と慈しみの瞑想をするようになって、期待と願いの違いが分かるようになりました。期待を持つとき私の意識は「こうであって欲しいな」と外に向いてると気づきます。でも願いの時、私の意識は内に向かっていて、気持ちが穏やかでいます。たまに、これは期待なのか、願いなのか判断がつかないものがあります。そういう時は、そこで焦って答えを出さずに少し放っておきます。しばらくしてから、またそのことについて考えてみると、大体は欲望だったと気づきます。

さて、その心願成就ですが、短冊を前にして観音様の姿を拝見したら、慈しみの瞑想が浮かびました。

「生きとし生けるものが幸せでありますように」

四万六千日お願いさせていだだきました。

2015-07-07

蓮根ヨーガサークル7月、8月スケジュール

梅雨空と湿気に気持ちも体も億劫になりそうな時期ですが、しとしととした雨のお蔭で呼吸を感じながらゆっくりと歩くことに集中しやすいと気づくことがありました。

物事をどのように受け止めるのかは、自分次第ということを身近なところで改めて感じました。

蓮根ヨーガサークルの7月、8月のスケジュールをお知らせします。

7月6日 終了しました
7月13日 第1洋室
7月27日 第1和室

8月10日 第1和室
8月24日 第1洋室
8月31日 第1洋室

講師 : 和井田信子 (社)日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士、介護福祉士

日時 : 月曜日 10:15~11:30 会場は15分前から開いています。

場所 : 板橋区蓮根地域センター 2F 第1和室または第1洋室
      蓮根地域センター:板橋区坂下2丁目18-1

参加費:1回1,000円

ヨーガの内容
体と呼吸を整えることを大切にした穏やかな動きやポーズのヨーガです。
体操による適度な刺激と休みをゆったりとしたペースで繰り返して行います。
無理なポーズや激しい動きは行いません。

このような方におすすめです↓
  • ヨガが始めての方
  • 体力の低下が気なる方
  • 最近呼吸が浅いと感じる方
  • 以前より体を動かすのが億劫に感じている方
  • イライラや不安を静めて気持ちを安定させたい方
  • 自律神経系の症状(睡眠、血圧、疲労、胃腸、便秘など)が気になる方
  • シニアに限らず体力に不安のある方や、ゆっくりと自分のセルフケアの時間を作りたい方にもお勧めします。

【お問い合わせ】 
メール:waidanobuko@gmail.com 
携 帯:090-6549-4475(メッセージを残して下さい。折り返しご連絡します。)
                      
http://cocokara-padma.com/
去年の6月にアーユルヴェーダ講座で訪れた
北海道大学植物園のライラックです。
カラスは何を見ていたのでしょうか?