もう一つの景色は、青空の中に戦闘機が高い位置から降下してくるのを見て、あの辺りが空襲を受けているんだなと思ったものだそうです。
その方に私の祖父は、徴兵で戦争に行って帰還したことを話したら、「.おじいさんが戦士していたら、ご自分もここにいなかったですよね」と言われて、その時に、「歴史の中の戦争」の延長に、「今ここ」に自分が生きていると気づきました。
今日の東京は快晴で、この雲ひとつない青空を見ていると、私の心には平和という言葉が浮かんできますが、69年前の空には戦闘機が飛んでいた情景を想像すると、当たり前の「平和」が、当たり前ではない、貴重な「平和」に思えました。