2012-11-19

マインドフルネス



ジョン・カバットジン博士のマインドフルネス ワークショップに参加しました。

マインドフルネスは「今の瞬間に常に気づきを向け、その現実をあるがままに自覚し、それに対する思考や感情には囚われないでいる心の持ち方」と言われています。

私たちの脳の中で自動的に行っている 感じる(知覚) こと 判断する(認識) を 切り離して、出来事を客観的にとらえるというものです。しかし、本を読んで理解しているつもりでも実際に体験しないとわからないものです。

今の瞬間に注意を向けるために、音の瞑想、歩行の瞑想、呼吸の瞑想、ヨーガを実践します。
その中で体の内部で起こってくる反応(フィードバック)、一瞬一瞬繰り返される呼吸に注意を向けることしていきます。

音の瞑想を実習した時に、博士が鳴らした鐘の音を感じて、 その次に続く静けさに注意を向けようとしました。
しかし、静けさを感じようとするほどに周囲から聞こえてくる電車の音や音楽に囚われて、自分が邪魔をされていると思いました。その時に博士が、「自分の耳を鏡のようにして 音を映し出すだけ にしてみましょう。」と言いました。

つまり鏡は対象物を映すけれども、それが良い・悪い という判断はしない。

それを実行した瞬間に、 うるさい と感じていた音が、うるさく感じられなくなりました。
音が ただ音 として存在しているのを感じている。

音に対して電車の音がするうるさい という ラベルを張り付けようとする思考の働きが生じてくる様子を体験しました。 説明が難しいのですが、普段は瞬時に起きることが、スローモーションのようになって見えたという感じです。

私たちは自分の思考のフィルターを通して出来事を見ていること。
出来事をありのままに見ることをせずに、歪めて見ていること。
そして、それが不安や怒りを生みだしているということを身をもって体験しました。


〈マインドフルネスストレス低減法〉
この方法は博士自身の洞察瞑想、坐禅、ヨーガの体験から生み出されたもので、当初は慢性疼痛の対処法として用いられましたが、次第に心理療法としても活用されるようになり、いまや世界中で知られるようになっています。そしてその適応範囲も医療や心理療法のみでなく、学校や企業におけるメンタルヘルス、刑務所や少年院における更正のための教育、看護・介護、スポーツにおけるコーチの技法など、あらゆる分野において効果的な方法であることが認められつつあります。
(マインドフルネスフォーラムHP http://mindfulness-forum.com/ より抜粋)

2012-11-09

祈り


 

ベネツィアで早朝の教会へ行った時の写真です。
一日の始まりに教会へ来て、祈りを捧げる人を見かけました。
 
今日一日が健やかに過ごせますように。
私の心が平和でありますように。
 
国籍や文化が違ったとしても
誰もが幸せになりたいと思う願いは共通しています。

日曜日に横浜で講演されたダライ・ラマ法王が
お話されていました。


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