さて、旅3日目は、ルドラプラヤーグから、このゴーヴィンダ・ガートまで車で向かい、さらにそこからは馬で!狭い山道を上って、花の谷の手前のガンガリヤーを目指すという強行軍です。
インド人というと頭にターバンを巻いている人を思い浮かべる方も多いと思いますが、実際にはあれはシク教徒の人のことです。
これから、私たちが行こうとしているゴーヴィンダ・ガートは、シク教徒巡礼基地で、花の谷、シク教の聖地ヘームクンドへの出発地点になっています。
ヒマラヤの夏は巡礼の季節になるので、老いも若きも、赤ちゃんまでも、巡礼の旅に出るのだそうです。
ゴーヴィンダ・ガートに近づくにつれて、目に入ってくるのは、オレンジ色の旗を立てたついた車やバイク。このオレンジ旗こそシク教の目印。特にバイクを運転しているのは、引き締まった体に、りりしい顔立ちのシク教の若者で、私たちは彼らを『シーク・ライダー』と愛着をもって呼んでいました。
車の脇をさっそうと走るシークライダー |
そうこうしているうちに、渓谷にあるゴーヴィンダ・ガートが見えてきました。
ゲートの近くは、巡礼の車と人と馬であふれています。
インドでは、まず列で進むということがありません。右側通行とかありませんから、行く人、戻る人がゴチャゴチャと通りにあふれ、さらにその間を分けるように、バーバーバーッと車がホーンを鳴らして通り抜けていきます。
ここまでくるだけでも疲れますが、さらにここから、ハエと馬と馬糞の臭いが待っていました。
青い屋根は馬のテント。奥に見える坂道を馬で登って行きました。 |
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