2013-01-03

受け止めること

結婚してから3回目のお正月を迎えました。

芝浦にいた時は12時になると港から一斉に汽笛が鳴って、
ゆく年を見送るような、新年を祝うような、寂しさと喜びの混ざったような
音に耳を傾けていました。

去年は人と一緒に作る楽しさや分かち合う喜びを体験する一年でもありました。
違いに目を向けるのではなく、違いを越えて共に目指すことに目を向けることで、
自分の幸せ度が広がったように感じました。

同じ目標に向かって物事を進める作業を通じて、
~であるべきという自分の中のこだわり、
他人と向き合った時の心の反応、
自分は正しくて相手が間違っていると善悪の判断を下す考え、などなど
自分の無意識の心の反応と向き合う体験をすることができました。

そしてそれらは、自分の記憶のフィルターを通して見ていることに気づきました。

自分の心に生じた思いに気づくことで、
自分の心が落ち着いているのも、乱れるのも、
それは周りの状況や相手が原因ではなく
自分の心の持ち方がすべてと気づきました。

とはいえ自分の気持ちや思考は分かっているようで分かっていない。

自分の中で「あれっ?なんか変だな」と疑問がでたときは、
それを無視しないで、受け止めてみる。

受け止めると、受け止めてくれた!面倒をみてくれた!自分の心が
ホッとするのがわかります。

そういう自分を見つめることをせずに、今まで何度も相手が悪い!と
相手のせいにしてしてきたことが沢山ありましたし、
それによって相手も、自分も傷つけてきたとと思います。

もやもやの原因に気づくまで何カ月もかかることもありました。

自分を受け止めつつ、
相手がどんな気持ちで言っているのか共感して、受け止める。
お互いが自分を認められたと感じることで前に進むことができると思います。

国や人種の違いを越えて人間の本質的な幸福は自分の存在を認めてもらうこと。

チベット、インド、アメリカ、日本、タイなど様々な国の方から教えていただきました。

受け止めること。 頭でなく体で受け止める。
自分の気持ちを、相手の気持ちを少しづつ受け止めていきたいと思います。




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